es module

[MasatoMakino]

目標

このモジュールを、ESM対応にする。

背景

node.js v12以降、es modules(以下ESM)が標準サポートとなった。

手法

CJSとESMのそれぞれのバイナリをTypeScriptソースから出力する。
package.jsonにそれぞれのエントリーポイントを記述し、モジュール利用者が自由に選択可能とする。

関連ブランチ

https://github.com/MasatoMakino/gulptask-ejs/tree/dual-package

問題点

現状で解決できていない問題点を挙げる。これらの問題が解決したら、開発ブランチをmainブランチにマージする。

importの拡張子

import構文では、ファイル拡張子が必須となる。
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Statements/import

TypeScriptのimport構文では拡張子が省略されるため、整合性がとれない。
配布用のバイナリーはrollup.jsを利用し巻き上げる。

dynamic import

CJSからESMを呼び出す場合、dynamic importが推奨されている。
https://nodejs.org/api/esm.html#esm_import_expressions
globby v12.0.0のようにESMしか提供しないモジュールをCJSから呼び出すには、dynamic importを利用するしかない。

しかし、現状のTypeScriptでは、dynamic importをrequireに変換してしまう。
microsoft/TypeScript#43329

この問題は将来のTypeScriptで解決される予定。

[MasatoMakino]

https://devblogs.microsoft.com/typescript/announcing-typescript-4-7-beta/
TypeScript 4.7でモジュールタイプ"nodenext"が追加される予定

[MasatoMakino]

CLIを追加したため、ESMへの移行メリットが減少した。
外部から呼び出すのではなく、npmスクリプト内で完結するため。

[MasatoMakino]

Pure ESMモジュールに変更する。
呼び出しは原則CLIとする。